集合写真家の武市です。
今日も機材沼レポートです。ライティング関係を強化しているのでストロボネタが続きますが、今回はニッシンジャパンのワイヤレスコマンダーAir10s をご紹介します。
こちら、2018年の5月に満を持してSONY対応版が発売されました。同社のワイヤレスストロボシステム「NAS」に対応するクリップオンストロボやレシーバーを遠隔操作するコマンダーで、すでにキヤノン用、ニコン用が発売済みで、i60Aを先に購入していたので、いつかはほしいと思っていたところで今回別途レポート予定のマシンガンストロボMG10購入の機会に同時に手に入れてしまいました。
簡単セットアップ
電池を入れてペアリング、ペアリングはコマンダーとストロボの電源を切った状態から、まずはストロボの「電源ボタン」と「セットボタン(Set)」を同時に3秒長押しします。そうするとビープ音が鳴り始めますので、今度はAir 10sで同様に「電源ボタン」と「セットボタン(Set)」を同時に3秒長押しします。するとストロボのビープ音が停止して設定完了です。あとはカメラに接続して、ソニーカメラであればMENU内の「ワイヤレスフラッシュ」の「入」にすれば設定完了です。
簡単で直感的なリモート操作
リモート操作は、マニュアル、TTLなどを切り替えながら4つの数字グループ、ABCDとこれまた4つの英字グループで4x4の16グループをコントロール可能です。
上記のように、各グループで発光強度をマニュアルで変更、Dグループは発光禁止などきめ細やかに設定変更が可能です。
TTLであれば、露出補正をグループごとに設定可能(使わんけど)。
基本スペック
最後に、Air 10sの基本的なスペックを、
2019年1月時点で、ソニー製のカメラで対応しているカメラは以下。α9は対応していないのですね。。
■ソニー
α7 / 7 II / 7 III / 7s / 7R / 7R II / 7R III
α6000
77 II / 99 / 99 II
NEX-6
CyberShot RX1 / RX10 / RX10M3 / RX10M4 / HX60V
<オートロックアクセサリーシュー付きカメラ(ADP-AMA併用)>
α850 / 900
α57 / 65
NEX-7
【Air10s 主な仕様】
TTLはもちろんのこと、ハイスピードシンクロ、後幕シンクロ、スローシンクロにも対応しています。さすが。
- 対応カメラ:
【キヤノン用】キヤノン製EOSデジタル一眼レフカメラ
【ニコン用】ニコン製デジタル一眼レフカメラ
【ソニー用】ソニー製デジタルカメラ
【フォーサーズ用】オリンパス製デジタル一眼カメラ、パナソニック製LUMIXデジタル一眼カメラ
【富士フイルム用】富士フイルム製Xシリーズデジタル一眼カメラ - ワイヤレス方式:NAS(Nissin Air System)準拠の電波式(2.4GHz帯)
- 通信:事前にペアリング設定を行ったNAS対応機器とのみ通信
- チャンネル:8チャンネル(混信軽減のため手動で設定変更可能)
- 発光グループ:A~D・A~D 合計8グループ(グループ別制御、グループ一括制御、グループ別発光停止が可能。A~Dは基本グループ、A~Dはアドバンスグループ)
- 電源:単4型2本(別売)
- 発光間隔:最速10回/秒
- 発光回数:約3,000回(アルカリ乾電池使用時)
- 使用可能範囲:最長100m(使用環境によって異なります)
- 動作モード:
TTL・・・E-TTL/E-TTL II (キヤノン用)、i-TTL/i-TTL-BL(ニコン用)、P-TTL(ソニー)、TTLオート(フォーサーズ用)、TTL(富士フイルム用)、1/3EVステップ *1
マニュアル・・・FULL~1/256、1/3EVステップ *1
*1 最小1/256発光および1/3EVステップ調光は、対応したストロボおよびレシーバーが必要です - ズーム調整:本機よりNASの照射角変更可能(AUTO・24/28/35/50/70/85/105/135/200mm フォーサーズ用のみ : AUTO・12/14/17/25/35/42/52/67/100mm)
- ストロボ調光補正機能:-2.0~+2.0(TTL)・1/256~1/1(マニュアル) 1/3EVステップ各グループ毎および全グループ一括での調整が可能
- TTL調光で得られた発光量がマニュアルモード切替時に反映される「TTLメモリー」機能搭載
- 複数ストロボと同時にペアリングできる「オープンモード」に対応*2
- TTL発光モードとマニュアル発光モードを混在して使用可能*2
*2 アドバンスグループのみ対応 - 後幕シンクロ(ニコン・ソニー・フォーサーズ・富士フイルム):対応*3
- ハイスピードシンクロ/FP発光:対応*3
- スローシンクロモード(ニコン・ソニー・富士フイルム):対応*3
- 赤目軽減モード(ニコン・富士フイルム):対応*3
- 赤目軽減+スローシンクロモード(ニコン・富士フイルム):対応*3
*3 カメラ側で設定が必要です。また、カメラ側に機能がない機種がございます。詳しくは対応表をご覧ください。 - モデリングランプ:グループ毎にオンオフが可能 *4
*4 モデリングランプを搭載し制御に対応したストロボに限る - AF補助光:有効距離0.7~5m
※一部のカメラではカメラ側のAF補助光が動作する場合があります。 - 背面操作部:カラーLCD・ダイヤル式マルチセレクター
- ファームウェアアップデート:microSDカードによるユーザーアップデート、専用端子
- 付属品:専用ケース、リモートシャッター用ケーブル(※各マウント用が付属)
- 大きさ:約60(H) x 60(W) x 65(D)mm
- 質量:約73g(電池除く)
コンパクトでパワフルなストロボのセットで、利用シーンが広がりそうです。
作例ができたら紹介していきますね。
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